ソニーのシャッター回数の寿命は?機種別の目安と買い替え時期

「シャッター回数を調べたら2万回を超えていた。このカメラ、あと何年使えるんだろう?」
この記事を読めば、自分の機種の寿命の目安と、いまの回数で「あと何年使えるか」が分かります。使い続けるか、買い替えるか、中古を選ぶかの判断にも使えます。
私はα7C IIを発売日から2年8か月使い、シャッター回数は24,030回でした(2026年6月時点)。子どもの撮影で連写も多用したうえでの数字です。この実データと、ソニー公式の公表値をもとに解説します。
まだ自分のカメラの回数を調べていない人は、先にこちらで確認しておくと読みやすくなります。
結論:年1万回ペースなら、寿命より先に買い替えの時期が来る
ソニーのシャッター寿命は、公表されている機種で約20万〜50万回です。年に1万回撮る人なら、20万回に届くまで約20年かかります。
20年もたてば、AFや画質の進化で買い替えたくなるはずです。ふつうの使い方なら、シャッターの寿命を気にしすぎる必要はありません。
注意が必要なのは、スポーツや野鳥などで年に数万回以上撮る人と、回数の多い中古を買う人です。
ソニーが耐久回数を公表している機種は一部だけ
ソニーは、多くの機種でシャッターの耐久回数を公表していません。製品ページで確認できた機種をまとめました(2026年10月時点)。
機種 | 公式の耐久回数 |
|---|---|
α1 II/α1 | 約50万回 |
α6700 | 約20万回 |
α6400 | 約20万回 |
α9 III | メカシャッターなし(グローバルシャッター方式) |
ZV-E10 II/ZV-E1 | メカシャッターなし(電子シャッターのみ) |
α7 V/α7 IV/α7C II/α7S III | 公式の記載なし |
公表値は、ソニー社内の試験条件での目安です。保証された回数ではないので、早く壊れることも、大きく超えて使えることもあります。
α7シリーズは、公式の数字がありません。APS-C上位のα6700で約20万回なので、フルサイズのα7シリーズも同じくらいはあると私は見ています。あくまで推測なので、以下の計算では「約20万回」を仮の目安にしました。
メカシャッターのないα9 III・ZV-E10 II・ZV-E1は、シャッター幕がすり減ることがありません。回数による寿命は気にしなくて大丈夫です。
「あと何年使えるか」は計算で出せる
残りの年数は、次の式でざっくり計算できます。
(寿命の目安 − いまの回数)÷ 1年に撮る枚数 = あと何年
1年に撮る枚数は、いまの回数を使った年数で割れば出ます。私のα7C IIなら、24,030回 ÷ 2.67年 ≒ 年9,000回です。
寿命を20万回と仮定すると、(200,000 − 24,030)÷ 9,000 ≒ 19.6。あと20年近く使える計算でした。
撮影ペース別の早見表です(新品から使い始めた場合)。
1年に撮る枚数 | 寿命20万回の機種 | 寿命50万回の機種 |
|---|---|---|
3,000回(休日だけ) | 約66年 | 約166年 |
1万回(週末+家族行事) | 約20年 | 約50年 |
3万回(連写の多い趣味撮影) | 約6.7年 | 約16.7年 |
10万回(仕事・スポーツ) | 約2年 | 約5年 |
年10万回ペースの人は、20万回クラスの機種だと2年ほどで目安に届きます。仕事で使うなら、50万回クラスの機種を選ぶか、次に説明する電子シャッターを使い分けるのが現実的です。
電子シャッターを使えば、寿命は実質延ばせる
電子シャッターで撮った分は、メカシャッターの幕を動かしません。最近のソニー機の多くは、メカと電子を切り替えられます。
使い分けの目安は次のとおりです。
- 静かに撮りたい場面(発表会・寝ている子ども)は電子シャッター
- 動きの速い被写体や、蛍光灯・LEDの下(フリッカー対策)はメカシャッター
私も発表会では電子シャッターを使っています。いちばんの理由は、シャッター音を小さくしたいからです。メカシャッターの回数も増えないので、一石二鳥でした。
ただ、電子シャッターはLED照明の下で、写真に横じまや明るさのムラ(フリッカー)が出ることがあります。発表会の会場はLED照明が多いので、私は撮った写真に出ていないか注意しながら撮っています。
もう1つの弱点は、速く動く被写体がゆがむ「ローリングシャッター歪み」です。運動会のかけっこなどは、メカシャッターのほうが安心です。
寿命が近いと出るサイン
シャッターが寿命に近づくと、次のような症状が出ます。
- 写真の上下に黒い帯が写る
- 1/4000秒などの高速シャッターで、明るさがばらつく
- シャッターが切れない、またはエラー表示が出る
いきなり完全に壊れるより、少しずつ不安定になるケースが多いと言われています。黒い帯が一度でも出たら、大事な撮影の前に点検に出しましょう。
修理はシャッターユニットの交換になります。費用は機種と症状で変わるため、ソニーの修理窓口で見積もりを取って確認してください。保証期間内の自然故障なら無償で直せます。
寿命が近いなら:買い替えはソニーストアが安心
回数が目安に近づいたら、修理か買い替えかを考えるタイミングです。保証切れの古い機種なら、修理費を払うより買い替えたほうが得なこともあります。
買い替えるなら、私はソニーストアをすすめています。3年のメーカー保証が無料で付き、自然故障なら3年間は無償で直せるからです。株主優待やクーポンを組み合わせれば、最大約20%OFFで買えます。私はこの方法で、RX1R IIIを約5万円引きで購入しました。
いまのカメラは、下取りに出すよりメルカリで売ったほうが高くなることが多いです。私はα7 IVを254,000円で売りました。シャッター回数を出品文に書いておくと、買う人も安心できます。
▶ ソニーのカメラを高く売るならメルカリ|α7 IVを25万で売った実体験
中古を買うなら:シャッター回数3万回以下が安心ライン
中古でソニーのカメラを買うときは、購入前にシャッター回数を確認しましょう。出品者に聞くか、撮影したJPEGを1枚もらえば調べられます。
シャッター回数 | 判断の目安 |
|---|---|
〜1万回 | ほぼ新品同様。安心 |
1万〜3万回 | 通常使用の範囲。問題なし |
3万〜5万回 | やや多め。価格次第 |
5万回〜 | ヘビーユース個体。慎重に |
ただし中古には、回数以外にも落下歴・水濡れ・保証切れのリスクがあります。新品との価格差が数万円なら、保証付きの新品を選ぶほうが安心です。
まとめ
- ソニーの公表値は、α1が約50万回、α6700・α6400が約20万回。α7シリーズは非公表
- 残りの年数は「(寿命 − いまの回数)÷ 1年の枚数」で計算できる。年1万回なら20万回まで約20年
- 静かな場面は電子シャッターで撮れば、メカシャッターの寿命を延ばせる
- 黒い帯やエラーが出たら点検へ。古い機種なら、保証付きの買い替えも選択肢
- 中古は3万回以下が安心ライン
まずは、自分のカメラのいまの回数を知るところから始めましょう。

だれか
どこかのだれかです。好きな写真を撮ってます。2児の父。α7Ⅳ/α7CII/RX1RIII。


